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スクラッチの使い方。子どもが簡単に使えるプログラミング言語。

スプライト - スクラッチの使い方講座第1回

今回のスクラッチ(Scrach)講座では、「スプライト」という、スクラッチでプログラミングをする上で重要な機能について学んでいきます。

「スプライト」って何?

スプライトは、スクラッチのプログラムによって動かすキャラクターを表示する機能です。

スクラッチでどんなプログラムを作っても、このスプライトがなければ、何のプログラムなのか分らなくなってしまいます。

スプライトを画面に追加してみよう

まずは、スクラッチの開発サイトを開いて下さい。

画面の左に、以下のような画面が表示されているはずです。

スプライト

この猫のようなキャラクターがスプライトです。

この画像は、自分で好きなように追加したり削除したりする事が出来ます。

それでは、実際に新しいスプライトを画面に表示してみましょう。

1、先ほどの画面の下の方に、「スプライトをライブラリーから選択」というボタンがあるため、そのボタンをクリック。

スクラッチでプログラミング

2、たくさんのアイコンが表示された、新しい画面が開きます。

3、この中から、好きなアイコンを選んでみて下さい。

例えば、最初から画面に表示されていた猫のスプライトの、大きい画像を選択します。

選択すると、選択したスプライトに青枠が付きます。

子供向けプログラミング教材

4、画面右下の「OK」を押して下さい。

5、新しいスプライトが、画面に表示されているはずです。

自宅で親子で楽しく学習

このように、自分の好きな画像を、プログラムによって動かす「スプライト」として扱うことが出来ます。

画像はジャンルに分けられて、とてもたくさん用意されているので、お子さんの気に入る画像が見つかると思いますよ。


スプライトの複製、削除

画面上のスプライトは、自由に複製したり削除する事が可能です。

まずはスプライトの複製の手順を説明します。

1、複製したいスプライトの上で、右クリックする。

2、グレーのボックスが表示され、「info」「複製」「削除」「ローカルファイルに保存」という選択リストが表示されます。

3、「複製」を選択して下さい。

ネコを複製

4、無事にスプライトが複製されます。

このように、簡単な手順で、スプライトを増やすことが出来ます。

スクラッチをはじめたばかりの頃は、スプライトは1つでもじゅうぶんですが、より複雑な処理をさせたり、ゲームを作ったりするようになると、複数のスプライトが必要になります。

そのような時に、複製の機能はとても役に立ちますよ。

次にスプライトの削除の手順を説明します。

1、削除したいスプライトの上で、右クリックする。

2、複製の場合と同じで、グレーのボックスが表示されるので、「削除」を選択して下さい。

3、無事にスプライトが削除されます。 スプライトの削除も、複製同様に、とても簡単に行う事が出来ます。

「スプライトを表示してみたけれど、やっぱり必要なかった」ということは、よくあることなので、不要になったスプライトは消すようにしましょう。


スプライトを移動させよう

スプライトは、画面上の好きな位置に配置する事が可能です。

例えば以下の画像のように、左端に配置してあったスプライトを、右下に持っていくことが出来ます。

スプライトの移動は、以下の手順で簡単に出来ます。

1、スプライトの上にマウスカーソルを合わせてクリック

2、マウスをクリックしたまま、スプライトを移動させたい場所へ移す

このスプライトの移動を自動で行うのが、スクラッチのプログラミングです。


スプライトを自作することも出来る!

実は、このスプライト、なんと自分で1から作ることも出来るんです。

お絵かきが大好きなお子様にはとってもオススメの機能ですよ。

スプライトを自作するのはとても簡単ですので、説明しますね。

1、「新しいスプライトを描く」を選択

2、以下のような画面が、スプライトを表示している画面の右側に、新しく表示されます。

3、スプライトの作成画面の左端のボタンの一覧の中から、好きなアイテムを選んで、スプライトを作成する事が出来ます。

上から順番に
・筆
・直線
・四角形
・楕円
・テキスト
・塗りつぶす
・消す
・選択
・背景を削除
・選択して複製

となっており、良く使うのは「筆」「直線」「四角形」「楕円」「塗りつぶす」「消す」です。

4、試しに「楕円」を選択して画面上に丸を描きましょう。

5、描いた画像が、スプライトの表示画面にも表示され、すぐに使用出来るようになりますよ。

色を変える場合は、画面下のカラーパレットから変更して下さい。

オリジナルのスプライトを作成できるので、お子さんはとても楽しめると思います!

もちろん、あまりスプライト作成に興味が無い場合は、最初から用意されている物を利用する事も出来ますよ。


スプライトは奥が深い

このように、スプライト1つとってもスクラッチは奥が深いです。

例えば、ゲームを作る場合は、背景やたくさんのキャラクターを作成していくことになります。

スプライトを作ったり、選んだりするのは、お子さんにとって、とても楽しい経験になると思います。

まずはプログラミングの前に、スプライトを自由に触らせてあげましょう。

プログラミング以外にも言えることですが、勉強は、まずは好きになる事が大切ですよ。


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